こんにちは、道化として活動するダンボ(@dumbo-circus)です。

 

リズム感がある奴は伸びる

 

中学生の男子新体操団体メンバーを全国優勝に導いた某クラブの先生はおっしゃった。

 

当時の私は先生がおっしゃるような「リズム感」を持ち合わせておらず、

 

リズム感とは何か」を模索し続けた

 

 

先天性の両側感音性難聴による聴覚障害を抱えるが、

ことばを使わないパフォーマンス」で障がいのあるなしに関係なく、

お客様がみて、楽しめるものを産みだすことができる人になりたいと願い、13年間、試行錯誤を繰り返した。

 

13年の試行錯誤の結果、スイス名門サーカス学校「ディミトリ演劇学校」に入学が許可されることになったのです。

 

本記事では、障がいのある私が「ことばを使わないパフォーマンス」でお客様を楽しませることができるようになった成長の過程を一部、お伝えします。

なぜ、人前に立ち、表現することを決めたか?

 

2014年9月(当時21歳)Facebookに投稿した内容を加筆修正しました。

 

24時間テレビで関連して思ったこと

 

障がい者がメディアに取り上げられる理由は障がいをもってるけど、障がいを乗りこえようと頑張ってるから人の心をうつ…のだと思われる。

 

健常者が何か乗りこえようとするのを見るのと、障がい者を見る目はあきらかに違うと思う。

 

健常者を見るときは自分と同じ立ち位置で見る。

 

障がい者を見るときは“なんらか不足しているから”と無意識で少しハードルを下げていると感じる。

 

だから、健常者と障がい者で何か乗り越えた時の“振り幅”が違うんだよね。

 

感動の大きさ というか 質なのか 幅なのか わからんけどさ。

 

この結果にメディアは注目するんだよね。世間の注目度が高いから。

でもこの結果は人を最初哀れみの目で見るんだなと思う。

 

となると悪いのは、メディアだけではなく、社会的にそんな風習というか障がい者に向けての捉え方が問題なんだよね。

 

とすると解決策は…って話になるんだよね。うーん頭使うなー(・~・`)

 

自分が思いつくのは障がい者と接する機会を多くして、

1.自分と変わらない人間なんだって体感してもらうこと

そのうえで、何かあることをするときにこれは苦手、不自由なんだと感じてもらうのがいいよね。

 

次は障がいを持つ人がメディアに沢山出ること。
また「2.障がいよりも強い売り(技術 人etc)を持って、メディアに出ること

 

最後に「3.障がいについて知っていることを誰か身近な人と話すこと

 

1番目は頭のいい人に任せた。
2番目は乙武さんが出ているので、認知はある。
3番目が一番簡単だよね。ふだんからできる小さな支援

 

そして、自分がやろうとしているのは2番目。

道化師としてできることが理想ではある。

 

どうやら、自分がやろうとしている改革は人生最大の難関らしい。

 

少しずつでもいいので、ご協力をお願いしたいです。折れないように適度に頑張ってます。いつでも待ってます。

 

そして、いつかきっと、晴れると信じてます。

 

 

なぜ、数あるエンターテイメントの中から「道化」を選択したか?

 

なかなか自身の魅力を受け入れられなかったときがあります。

 

私が変わるためのきっかけは母親からずっと言われている言葉。

 

あなたは架け橋になれる人

 

聴覚障害があるから、「耳がわるい人」と「健常者」の立場をまたがることができる。だから、両者の立場の気持ちや、それぞれの違いや共通点がわかる。

 

ただし、どちらにもなりきれないグレーゾーンにいる。

 

 

だから… 「ぼくはナニモノか?」と、いつも自分に問いかけた。

 

自分自身を模索しているなか、サーカスで生きる道化師の存在に触れることに。

 

 

自分と関わるときも道化とわかれた後も「何かあたたかなもの」を感じる。

 

それは一体なんだろうかと疑問に感じたこと、

私も「道化」のような存在になりたいと憧れを持ったことをきっかけに活動をはじめた。

 

活動を続け、自分の欠点をさらけ出した「道化」の状態でいる時の方が、自分らしくいられると気づく。

 

 

そんな「道化」のあり方にこそ、「健常者・障害者を問わず、自分らしく自由に生きるためのヒントがある」と考えた。

 

人間の おろか で はかない、本当にダメな部分を、「道化」という存在をとおして、あらわすことができる。

 

道化」は人間の核となる本質をギュっと一つに詰め込んで、あらわした存在。

 

すごいことをやって拍手をもらうよりも、人間って本当にどうしようもない存在だけど、それが愛らしいんだ庶民の共感を求める。

 

自分が苦手だと思ったり出来ないと思っていることが、実はその人の「個性」であり「魅力」である。

 

欠点をさらけ出した先に、そんな気づきを得られたことで、「生きること」や「他の人とのコミュニケーション」が、楽になったから「道化」を生活の中心にすることに決めた。

 

 

なぜ、「リズム感」は必要なのか。

 

名古屋にある道化集団に4年在籍し、イベントや有料公演、地域の方々を対象にした無料アトリエ公演に出演するなど、人前に立つ機会を踏み、多くのことを学びました。

 

なかでも、

人前で何かをする以上、プロである。

という考え方が心に残りました。

 

 

障害があるからという言葉は何の意味ももたない。

 

人前で何かをして、お金をいただくことは楽しかった、面白かったと「価値」を提供することが求められます。

 

お客様に楽しんでいただき、笑顔になってもらうために「何をするか、どうあるか」を考えた。

結果、「リズム感」は人前に立ち、お客様に喜んでいただくために必要な能力だと、結論に行き着くことに。

 

 

「リズム感」がある奴は伸びる。

 

中学生の男子新体操団体メンバーを全国優勝に導いた指導歴20年以上の先生がおっしゃったことを素直に受け止め、「リズム感」を得るために自分なりに工夫を重ねた。

 

 

「リズム感」を身につけるために工夫した3つの行動。

 

  1. 自分の特徴を知る
  2. 音楽の勉強をする
  3. リズムに合わせて身体を動かす

 

ピアノを弾き語りできるように練習したり、音楽の譜面を読めるようにしたり、音に合わせて踊ってみたり、リズム感をつけられるのではないかと感じたものを一つ一つやってみて、効果があると感じたものを続ける。

 

 

詳細はこちらにまとめましたので、ご覧ください。

両耳に障がいがある私がリズム感を身につけられるようにやったこと

 

さらに「Google Play」などのサービスを利用し、暇さえあれば、音楽を1日中聞き続ける。

 

いろんな音の情報を捉えられるようにした努力が実を結び、少しずつリズム感を身につけられることになった。

 

いろいろ試行錯誤をしながら、サーカス学校の試験をむかえることに。

 

 

 

サーカス学校の概要

 

 

道化の学校として、ヨーロッパ中に知れわたっているのが、ディミトリー演劇学校である。

 

1975年ディミトリ―は周囲の熱意に押されて、私財を投入しユニークな演劇学校をつくる。

 

1971年リゾート地ロカルノの近くヴェルシオに作った自分の劇場〈テアトロ・ディミトリー〉のすぐ近くに学校はある。

 

外壁に綱渡りをしながらジャグリングをする少年の絵がかかれたこの学校には、スイスだけでなく、フランス、イタリアなどヨーロッパ各地からクラウニングを学ぶために若い演劇人が、集まっている。

 

コースは3年間「パントマイム・アクロバット・ダンス・ヴォイストレーニング・即興・リズム・ジャグリング・メイクアップ・演出」などの課程にわかれ、ディミトリ―の熱意に共感したその世界の一流の教師たちが、指導にあたっている。

 

サーカス学校の試験で感じた訓練の結果は。

 

入学試験は予備試験と本試験の2つ、それぞれの試験を受けるためにスイスに2回訪れる。

 

パントマイムアクロバットダンスヴォイストレーニング即興リズムの6つの分野で優秀な成績をおさめる必要がある。

 

受かる可能性は2割…。

 

特に試験内容の一つ「リズム」はとても心配でした。

 

いざ、はじまってみると、「できてる!」と驚きにも似た感動が湧き上がってきました。

 

さらに同じグループの中であなたが一番よかったと褒められましたよ!

 

すべて英語でやり取りが交わされ、わからないこともありましたが、一緒に受験した彼らと協力し、ぶじに終える事ができました。

 

試験の概要についてはこちらにまとめていますので、ご覧ください。
http://dumbocircus.com/2018/05/20/dimitri-entrance-exam/

 

試験の結果は見事に合格!

 

さらに、学校側からパトロンを探すための推薦状をいただきました。

 

 

 

なぜ、サーカス学校に行く必要があるか?

 

ある方から言われました。

 

学校に行くより、現場に出て、実践する回数を増やせばいいじゃん?

 

たしかに、現場に出て実践することに大きな意味があります。

 

私自身も「Cirque Phamilia(シルクパミリア)家族のサーカスの意」という団体を立ち上げ、公演を主催したり、ほかの団体の活動と一緒に活動をしたりして、お客様に「楽しかった」、「面白かった」と言われるパフォーマンスを届けています。

 

(2018/6/3に主宰する団体の初公演を開催した)

 

例えば、

 

初公演を主催した「僕らの文化祭」での評価

 

◎運営委員会から

「アンケート調査でサーカスがかなり良かった」「一番盛り上がった」という声や

ご覧になられたお客様からの「サーカスよかったね」という声を伝えられる。

 

◎イベント主催者から

ただ、アンケートなどをみても、サーカスかなり人気で、沢山の方に喜んで頂けました。

この文化祭の満足度を高める非常に重要な部分を担って頂けたのだと感じております。

本当に沢山のお時間と労力を使って頂きありがとうございました。

 

いくらサーカス3周年記念イベントの評価

 

◎ご覧になられた方から

ダンボさんのクラウンを生で初めて見ました。

パフォーマンス間のメリハリがつき、会場全体が期待感にあふれ、とても魅了されました。

 

 

見に行かせていただきました。私の娘は、ダンボさんのパフォーマンスの話をしていましたよ!「あの靴のおっきなひと、すごかったね」って、言ってました。素敵なショーありがとうございました

 

 

などなど、評価をいただいております。

 

このような評価をいただけるのはとても幸せですが、

 

パフォーマンスが終わった後にもっといいものを届けられるに違いない。

 

どうしたら、もっといいものを届けられるのかという想いを強く感じます。

 

 

 

人前に立つ時間も考えられる時間もかぎられている。

 

 

だから、学校にお金を払って、基礎を学び、私が思い描く世界観をよりはっきりとした形に創れるように技術を向上させる。

 

そして、もっとたくさんのお客様に楽しんでほしい笑顔になってほしい。

 

それらがサーカス学校に行く理由になります。

 

 

 

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

 

この記事がご覧になっているあなたにとって、エールになればと思い、書いております。

 

誰でもそれぞれのコンプレックスに悩まされているかと思いますが、私は道化を生業とすることで、自分の自信へと変えることができました。

 

あなたも、知らず知らずの内に閉じ込めていた「キャラクター」を解放してみませんか?

 

また、お会いしましょう。

 

J.G.Dumbo

 

 

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