タンブリングの補助から教わったこと

Photo by Harli Marten on Unsplash

こんにちは、あきら/ダンボ(@circus-dumbo)です。

今日はタンブリングの補助をして気づいたことを書いていきます。

タンブリングの補助をするまで

 

私は男子新体操を中学1年生から大学2年生まで8年続け

地元の新体操クラブにてタンブリングの補助者として手伝いに入り、4年目になります。

 

いまでは指導者の指示に沿って、幼児さんから高校生まで幅広くかかわっています。

ある一人の中学生を教えた経験から、「教える」とは何かを少し学ばせていただきました。

 

 

身体能力は平均より上にありますが、少し心配性な性格があり、

後方転回(以下「バック転」)に支障を及ぼしていました。

 

後方転回(バック転、バク転)て何?

「腕の振りと地面の蹴りで、後方に勢いよく跳び、ブリッジから身体の反りと手による地面の突き放しを利用して回転する運動」

 

補助する理由

画像をご覧いただくとわかるように、「バック転」後ろに跳ぶ技のため跳んでいる(足と手が地面から離れている)状態は床が見えていません

床が見えていない状態が「怖い」と感じる人は首を横に向けて跳ぶ選択をします。

ただ、首を横に向けて跳んでしまうと重心が歪んでしまい、安定して手をつくことができなくなります。

結果、身体を痛めてやすくなり、ますますできなくなる危険性があります。

 

彼は身体を痛めていませんでしたが、横を見て跳ぶがひどく、

彼が行うバック転を見て、ひやひやすることが多かったので、補助に入ることにしました。

 

補助をするうえで大事なポイント。

  • 補助をする目的彼自身の力でバック転をできるようにするため
  • 彼自身が持つ「怖い」という感情を取り除くこと

 

バック転の補助の仕方

 

実際にバック転の補助をするポイントですが、

以下のように気を付けてあげると、安全にできるかと思います。

(※タンブリングはかなり危険な運動なので、補助される方は経験者から教わることをおすすめします。

 

  1. 補助する相手(Aさん)の衣服を片手で持つ。手は腰に近いほうが回すときにやりやすいです。
  2. Aさんとカウントを確認し、どのタイミングで跳ぶか決める(ここで、跳ぶタイミングを間違えると怪我のもとになります。)
  3. Aさんがひざを曲げ、腰を落としたところで、空いている手をひざ裏に軽く添える。
  4. Aさんが地面を蹴り、跳んだあと、ゆっくり手から着地できるように腰を支え、回す。
  5. Aさんの両手が地面に着いたら、腰を回し、ゆっくり足から着地できるよう支える。
  6. Aさんの両足が地面に着き、回転運動が終わったことを確認したら、支えた手を放す。

(補助はかなり体力がいる活動なので、下のような器具を使うこともいいかもしれません。)


バク転が出来るようになる!バック転・飛び込み前転 練習用マット初心者の補助から体操指導まで大活躍!【RCP】

 

バック転が少しずつできるようになったら、少しずつ補助を軽くします。

 

以上の点を踏まえ、彼を補助した結果、バック転を正しくできるようになりました。

 

困ったことに

しかし、数日経ち、彼のバック転を見るとおかしくなっている。

正しくできなくなったから、補助する。

補助をするからできる。数日後できなくなる。

補助をする。

といういたちごっこが続き、

このままでは補助なしではバック転ができなくなるという事態に

悲鳴にも似た絶叫が口から出てしまう。

 

どうしたら!?

 

もしかしたら、○○することも優しさかもしれない。

いたちごっこに終止符を打つためには、何をしたらいいか、考えました。

アドバイスを受け、よほど危険でない限り、手を出さないことにしました。

 

数週間後自分自身の力できるようになっていました…。

すこし寂しいですが、正しくできるようになったことを祝福しました。

 

振り返ってみると

この一件を分析してみると、

彼の「怖い」という感情を打ち破ることができた理由は彼自身の行動にあったのだと思います。

向き合ったからこそ、「怖い」という感情を克服し、正しいバック転ができるようになったのではないでしょうか。

 

 

まとめ

1.突き放すことも一つの優しさ。

2.彼自身が持つマイナスの感情に向き合うことができるのは彼自身しかいない。

3.感情が身体に与える影響を過小評価しない。

 

教える」すなわちできる状態になるように教えるとは、

彼が抱える問題をともに模索し、

彼自身解決できるように見守ることではないかと感じました。

 

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

私はサーカス学校の入学本試験に合格するべく頑張っています。

記事をご覧になる皆様に何かしらの刺激になることを願っています。

では、またお会いしましょう。

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA