空中ブランコとは”信頼”をみる競技だ

空中ブランコについて独特の見方をされている人がいらっしゃいました。

 

空中ブランコはサーカスの花形ではありますが、とても危険を伴うものです。

失敗して、裏方に回る方もいらっしゃると聞いています。

 

空中ブランコ

それは高さがあるところで行われる演目です。

バーから人へ飛び移るとき、演者はなにを思うのでしょうか。

 

空中ブランコの演目における捉え方を説明されている本がありましたので紹介させていただきます。

 

「ルフィと白ひげ 信頼される人の条件」安田雪 アスコム 20120505第1版第1刷発行

P74

 

以前、詩人の寺山修二氏が「空中ブランコ」について書いている文章を読んだことがあります。そのなかで、空中ブランコは信頼感を見るための競技であると、寺山氏は語っています(「逐落のドラマツルギー」〈クインテッセンス出版〉)。

空中ブランコでは、女性が飛んで、男性が受け止めるのが一般的です。

受け止める側の男性の身体能力に対しての信頼性を女性は持っている。

ただ信頼性だけではだめなのです。

女性が、相手の男性が「必ず捕まえてくれる」「絶対に私を放さない」という信頼感を持っていなければ、

女性はブランコから手を放して宙へは飛べない。

特に、演技者が下に落ちる事故を未然に防ぐ役割のセーフティネットがなかった時代は、

パートナーとの呼吸が合わなければ命とりになりました。

 

だから、空中ブランコは「信頼の見世物化」だと、寺山氏は書いています。

 

 

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